日本国内でDSDSが使えるiPhoneを調べてみた
AndroidSIMフリースマホではもはや定番になっているDual SIM。同じことがiPhoneでもできないかと思って調べてみました。
公開日: 2019.3.25
国内モデルでは、日本国内でのDSDSではなくDSDV
最新版のiPhone XS、XS Max、XRシリーズは、すべてのモデルでdual SIM機能を搭載しています。
eSIM でデュアル SIM を活用する | Apple サポート
しかし、国内モデルの場合は、物理的に2枚のSIMを指すのではなく、追加のSIMを「eSIM」という仕組みを使って追加する方式で、eSIMに対応したキャリアは日本国内にはありません。
オーストリア:T-Mobile> カナダ:Bell、Fido、Lucky Mobile、Rogers、Virgin クロアチア:Hrvatski Telekom チェコ共和国:T-Mobile デンマーク:3 エストニア:Telia フィンランド:Telia ドイツ:O2、Telekom、Vodafone 香港:1O1O、3、csl、China Mobile Hong Kong、SmarTone ハンガリー:Magyar Telekom インド:Airtel、Reliance Jio クウェート:Ooredoo ノルウェー:Telenor ポーランド:Orange カタール:Ooredoo、Vodafone シンガポール:M1 スペイン:Movistar、Orange、Vodafone Spain スウェーデン:3、Tele2 スイス:Sunrise、Swisscom 台湾:APT タイ:AIS、dtac、True Move H アラブ首長国連邦:du、Etisalat、Virgin Mobile 英国:EE 米国:AT&T、T-Mobile USA、Verizon Wireless
つまり、国内モデルのiPhone XS、XS Max、XRシリーズ(国内版SIMフリーモデルも含む)では、国内でDSDSで使う方法はいまのところありません。
日本国内でDSDSが可能なのは一部の「iPhone XSシリーズ」だけ
一方、主にアジア圏に販売されている海外版iPhone XS、XS Max、XRシリーズの一部(中国(香港・マカオ)モデル)には、物理的にDual SIMが搭載されているモデルが存在します。
こちらは、iOS 12.1へのアップデートで、DSDVにも対応しています。
iPhoneの海外版を日本で購入する場合は、EXPANSYSなどの海外スマホショップを利用することになります。
Apple製品はグローバルで保証がついているので、海外で買ったモデルでも日本国内のアップルストアで正規の修理やサポートが受けられるので、値段さえ気にしなければ問題ないでしょう。
Dual SIMアダプタはどうか?
日本でDual SIMを使う場合は、通話をキャリアにして通信を格安SIMにするという形式が多いかと思いますが、その場合はどちらもスタンバイできる「Dual SIM Dual Standby(DSDS)」機能が必要になります。
しかし、Amazonなどで売られている、iPhone用のDual SIMアダプタはSIMを切り替えて使う形式で、DSDSには対応していないため、日本国内でDSDSスマートフォンとして使うことはできません。
日本国内でDSDSが使えるiPhoneモデルを見てきました。
キャリア通話 + 格安SIMという使い方をするのであれば、機種の選択肢が広いAndroidスマホのほうが向いていますね。