デュアルディスプレイ環境をApple Cinema DisplayからDELL SE2219Hに乗り換えたのでレビュー
デュアルディスプレイ環境を新調しました。もともと使っていたApple Cinema Displayと今回購入したDELL SE2219H、それぞれの違いやDELL SE2219Hの良いところ、イマイチなとおろを見ていきます。
公開日: 2019.7.22
Apple Cinema Display 20インチ vs DELL SE2219H
元々のディスプレイ環境
Apple Cinema Display 20インチのデュアルディスプレイでした。15年近く前のディスプレイですが現役でバリバリ使っていました。
今回買い替えを決意した主な要因は、ディスプレイ本体の発熱と電気代です。
新しい環境
DELL SE2219Hのデュアルディスプレイ。Amazonで一枚あたり10,980円でした。
Dell モニター 21.5インチ 超広視野角&フレームレス/フルHD/IPS 低反射/フリッカーフリー/ブルーライト軽減/HDMI,D-Sub/3年保証 SE2219H 新品価格 |
以下は替えてみての比較レビューです。
サイズ感
20インチから21.5にサイズアップしたことで、首振りが増えるのは懸念していましたが、横幅が2、3センチ広がりましたが、ディスプレイ自体の高さは、Apple Cinema Display 20インチより1cmほど短くなっていて、サイズアップを感じさせない結果になりました。
概ねApple Cinema Display 20インチと変わらない感じで使うことができます。DELL SE2219Hが狭ベゼルであることがかなり効いていますね。
表示領域
元々が1600*1050だったので、フルHDになって増えたのは、幅が320px、高さが30pxで、高さについてはほぼ同じです。横幅は320pxというとスマホの横幅くらいで、デュアルディスプレイだと640pxでタブレット一枚分くらい増えた感じです。
実際に使っていても、ブラウザ + 他のアプリを余裕を持って並べられるので、「一画面に2アプリ* 2ディスプレイ = 4アプリ」を表示できるので、並行して行う作業が多い筆者の場合は作業効率が非常に上がりました。
コードを書く際も横幅が増えたことで、2ファイルを同時に表示させて作業する際に見通しが良くなりました。
画質
ディスプレイの画質については、Apple Cinema Display 20インチとほぼ同じかDELL SE2219Hの方が少し良いと感じました。普段スマホでRetinaディスプレイに慣れていると、どちらもすごく綺麗とは感じません。
写真で比べてみても、若干DELL SE2219Hの方が精細かな?というレベルです。
UXGA からフルHDに解像度が上がりましたが、サイズも20インチから21.5インチに上がったので、DPIはほぼ同じで、Apple Cinema Displayが100dpiだったのに対して、DELL 102dpiです。
同じ21.5インチ・フルHDのiMac(2011)も持っていますが、iMacがディスプレイにガラスが貼ってある分、気持ち綺麗に感じますが、使っている分にはほとんど同じ感覚です。
DELL SE2219Hのよかったところ
コスパが高い
定価の価格差が5倍くらいあること(Apple Cinema Display = 89,800円 : DELL SE2219H:18,800円)を考えると、この15年でディスプレイのコスパは非常に上がっていると感じました。
新価格は20インチモデルが94,290円(本体価格 89,800円)
https://www.apple.com/jp/newsroom/2005/04/27Apple-Reduces-Prices-on-Cinema-Displays/
上記のページでは、「より多くの人々にワイドスクリーンフラットディスプレイを楽しんでいただけるようになりました。」とありますが、そういえばブラウン管型がメインだった当時は、ディスプレイがフラットというのも珍しかったんですよね。
狭ベゼルでデスクが広く使える
Apple Cinema Displayが2cmほどベゼルがあるのに対して、DELL SE2219Hは6mmほどしかないため、ディスプレイサイズが20インチから21.5インチにサイズアップしたのに、横幅はデュアルで並べても数cm増えた程度。
デュアルディスプレイ環境は横幅が増えると、画面を端をみる際に首を振ってみることになるので、ゲームなどを除いて、作業をする場合はなるべく全体の幅が狭い方が快適になります。
その意味で、表示領域を増やすつつもほぼ同じサイズ感で移行できたのは大きなメリットでした。
DELL SE2219Hを検討していた際に、23.8インチモデルのSE2419Hを2枚にするか悩んだのですが、23.8インチが2枚ならぶと結構デスクの幅を食うので、デスクをコンパクトにしたかった筆者としては、21.5インチのSE2219Hで正解でした。
消費電力が少ない & 発熱もほぼない
Apple Cinema Displayは15年も前のモデルなので、20インチモデルでも消費電力が大きく、一枚で60wデュアルだと120wもあります。一方で、DELL SE2219Hは17wでデュアルでも34wと、実に1/4程度に抑えることができました。
電気代で考えると、年間で約7,000円も電気代の節約になります。(0.086Kw x 27円1kwの電気代 x 8H一日の稼働時間 x 365日 = 6,780円)。DELL SE2219Hの本体価格が、セールで10,980円だったので、電気代だけでおおよそ3年でペイしてしまう計算です。
発熱に関しても、Apple Cinema Displayは使っているとディスプレイ本体が熱くなり、作業していても顔がホカホカしてくる感じで夏はきつかったのですが、DELL SE2219Hは発熱を全く感じません。
保証期間が3年もある
DELLの液晶ディスプレイには3年保証がついていて、しかも良品先出しなので、修理品を送る前に良品が届きます。
ディスプレイは長く使うアイテムなので、Apple Careのような有料延長保証じゃなくて、長期保証がデフォルトでついているのは嬉しいです。
DELL SE2219Hのイマイチなところ
VESAマウンタに非対応 = モニターアームが使えない
ディスプレイの高さを調整したい場合は、モニターアームを使うのが最適ですが、DELL SE2219HはVESAマウンタに非対応なので、モニターアームが使えません。
入力系統が少ない
DELL SE2219Hは、HDMI 1、D-Sub 1の2系統しか入力がありません。D-Subを省いてでも、HDMI2本、欲を言えばDisplay Port1本でもあると、拡張しやすい気がします。
またUSBポートもないので、 ディスプレイからUSBを生やしことができません。PC本体に十分なポートがあればいいのですが、MacBookなどのようにUSB type-C1本のみという場合は、少し不便かもしれません。
デュアルディスプレイ環境をApple Cinema DisplayからDELL SE2219Hに乗り換えた感想でした。
格安でデュアルディスプレイ環境を揃えたい方は、コスパの良いDELL SE2219Hも検討してみてください。
Dell モニター 21.5インチ 超広視野角&フレームレス/フルHD/IPS 低反射/フリッカーフリー/ブルーライト軽減/HDMI,D-Sub/3年保証 SE2219H 新品価格 |