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ブログをWordPressから静的サイトジェネレータ+Netlifyに引っ越した感想

このブログはもともとWordPressで運用していましたが、現在は静的サイトジェネレータ+Netlifyという構成で完全無料で運用しています。実際に移行してみた感想や気づいた点をまとめました。

公開日: 2018.12.10

このブログの構成

これまでの構成

  • CMS: WordPress (PHP + SQLite3)
  • ホスティング&表示: XREA
  • ドメイン: Freenom

現在の構成

全て無料でできてます。強制広告表示もありませんし、商用運用もできます。

静的サイトジェネレータ+Netlifyに引っ越してどうだったか? -> とても満足!!

結論から言うと、とても満足しています。おそらく、もうWordPressには戻りませんね。

それでは、よかった点を見ていきます。

よかった点(1) サイトがサクサク動く

これは執筆側も読者側もですが、静的サイト(ただのHTML+CSS)なので、わざわざDBを読みにいく時間がない分高速です。

WordPressの時は、高速化プラグインを入れたり、自動保存でうまくできてなかったり、うんざりすることが多かったんですが、このあたりのストレスがなくなり、ブログを書くことに時間を割けるようになりました。

さらに、サーバーがXREAだったので、ネットが混む19-23時くらいはWordPressの管理画面が開けないなんてことも頻繁にありました。(2018年12月にXREAがCPUやSSDが増強したそうなので、今は速いのかもしれません)

よかった点(2) Netlify CMSが結構使いやすい

ブログを書く人間としては、ここが今回の一番のキモといっても過言ではありません。

それが**Netlify CMS**。 静的サイトなのに、WordPressのようにオンラインでブログの執筆ができてしまう、すごいやつです。

HexoやHugoといった静的サイトジェネレータは、静的サイトを生成するためのアプリケーションなので、

  1. ローカル環境(自分の場合はMac)にジェネレータをインストール
  2. ローカル環境で記事を書いてNetlifyにアップして
  3. NetlifyがHTMLを生成&ホスティング

という流れが基本になります。つまり、WordPressのようにオンラインでいつでも作成や編集ができないのです。(まあ、Gitレポジトリをいじれば、できるんですけど)

しかし、Netlify CMSを使うことで、WordPressと同じようにオンラインで記事の作成&編集ができるようになります。しかもマークダウンに対応しているので、サクサク記事が書けます!

よかった点(3) しかも広告なしで完全無料でできる

もともと、XREAの無料プランだったので無料運用ではあったんですが、広告表示が必須だったのが見た目的に嫌でした。

Netlifyは広告表示は強制されないので、サイトもすっきり、ユーザーの方のギガも使わないでみんな幸せですね。


困った点もあります。

一方で、困った点もあったので、そちらもまとめてみました。

困った点(1) 日本語の情報が少ない

Netlify CMS周りは日本語の情報が少ないのが難点でした。特に、管理画面のカスタマイズ周りは、英語のドキュメントでも更新されてない部分があったりして、海外情報を漁ったので、カスタマイズに時間がかかりました。

また、HexoにしてもHugoにしても、テーマテンプレートを理解するのに時間がかかります。普段からPHPやRubyのフレームワークやテンプレートエンジンに触れていれば、すぐに感覚を掴めますが、HTMLくらいしかいじったことがない人には少し辛いかもしれません。

困った点(2) Gitlabだと下書きができない

Githubだとプライベートレポジトリが有料なので、プライベートレポジトリが無料なGitlabを使っているのですが、Githubなら使える下書き機能がGitlabだと使えません。

アクセスが増えてくると下書き機能がないと厳しいので、ここは今後のNetlify CMSのアップデートに期待です。

困った点(3) 生成まで少し時間がかかる

静的サイトジェネレータですので当然ですが、毎回全ページを生成するのでNetlify CMSからレポジトリにプッシュして実際のサイトにホスティングされるまでには1分くらいはかかります。

WordPressみたいにプレビューしてすぐに公開!みたいなのができないので、時間に追われてる方や、ページ数が多い方は厳しいかもしれませんね。


ざっくりとですが、ブログをWordPressから静的サイトジェネレータ+Netlifyに引っ越した感想をまとめました。

最近は、技術寄りの方のブログはHexoやHugoなど静的サイトジェネレータに移行しているのをよく見ますので、今後の大きな流れになるかもしれませんね。

むしろ、日本のレンタルサーバーがNetlifyみたいなことをしたら、めっちゃ人気が出そうですよね。