どういう仕組みになってる?無料のGoogle Workspace「Essentials Starter」を実際に使ってみた
無料のGoogle Workspace「Essentials Starter」を使ってみたので、どういう仕組みになってるのかをまとめました。
公開日: 2022.2.16
Google Workspace「Essentials Starter」とは?
無償版が終了したG Suiteの代替サービスとして2022年に新しく新設されたプランで、Gmailやエンドポイント管理など一部の機能を切り離したサービスです。
Google Workspace Essentials Starter のご紹介
使えるのは、
- Google Drive
- Googleカレンダー
- Google Meet
- Google サイト
- Jamboard
- Keep
- Todo
となっています。
Google Workspace「Essentials Starter」を使ってみた
Google Workspace「Essentials Starter」は、従来のGoogle Workspaceとは別の入り口になっていて、こちらから「アカウント作成」をすることでGoogle Workspace「Essentials Starter」の契約になります。アカウント名は、独自ドメインのメールアドレスにします。
ちょっとわかりづらいんですが、上記のページからアカウントを作成すると、
- 独自ドメインメールアドレスでGoogleアカウントが作成される
- 作成されたGoogleアカウントに「Google Workspace Essentials Starter」が付与される
- 作成されたGoogleアカウントが「Google Workspace Essentials Starter」の管理者になる
- Google Workspaceの機能として「チーム(要は独自ドメイン)」が作成される
- チームには「同じドメインのメールアドレスに限り」25人までユーザーを追加できる
ということのようです。
実際に独自ドメインのメールアドレスでGoogle Workspace「Essentials Starter」を使ってみると、普通にGoogle Workspaceと同じです。Googleチャットなども、普通にGoogleアカウントなのでGmailユーザーとのチャットもできます。
管理機能については一部制限されていますが、管理コンソールなども従来のままで使い勝手もそのままなので、まだ使い始めて間もないですが「G Suiteとなんら変わらず使えてる」という感覚です。無料で25ユーザーなら、自分の用途では十分な気がします。
作成されたアカウントはどうなってる?
作成された独自ドメインのGoogleアカウントは、普通のGoogleアカウントと同様の扱いのようで、試しにGoogle Analyticsに登録してみたら、下記のようなアラートが出ました。
新しいアカウント([email protected])へようこそ。このアカウントはさまざまな Google サービスに対応しています。ただし、このアカウントを使用してアクセスできるサービスは [email protected] の管理者によって設定されます。新しいアカウントのおすすめの使用方法については、Google のヘルプセンターをご覧ください。
組織から、Google Workspace のコアサービスにアクセスする権限が付与されている場合、これらのサービスの使用には組織の Google Workspace 契約が適用されます。管理者によって有効にされているその他のすべての Google サービス(「追加サービス」)には、Google 利用規約と Google プライバシー ポリシーが適用されます。追加サービスによっては、サービス固有の規約が設定されていることもあります。管理者からアクセスが許可されているサービスを使用するには、該当するサービス固有の規約に同意する必要があります。
以下の 同意する をクリックすることにより、[email protected] アカウントの仕組みに関する説明を理解し、Google 利用規約と Google プライバシー ポリシーに同意したものと見なされます。
つまり、独自ドメインメールアドレスでGoogleアカウントを作成するので、Googleの「Workspace向けサービス」の一部は使えないけど、それ以外の無料のGoogleサービス(Gmail以外)はそのまま使えるということですね。
ということは、G SuiteをEssentialsに移行して、その後にEssenstials Starterにダウングレードすれば、今のG Suiteアカウントをそのままにして、引き続き独自ドメインで登録したGoogleアカウントを使い続けることができるのではないでしょうか。(Gmailは使えないので、メールだけ外に出す必要がありますが)
Essentials Starter エディションに切り替える | Google Workspace
無償版G Suiteユーザーとしては、
- メールサーバーだけを別のサービスに切り替える(2022.4.30までに)
- 一旦有料のGoogle Workspaceに移行する(2022.4.30までに)
- 2ヶ月間は無料なので、その間にEssentials Starterにダウングレードする
- メール機能以外は基本的にそのまま使える
という感じになるのではないでしょうか。
ここについては後日テストしてみたいと思います。