Zedエディタをリモートで使う際の設定メモ
Zedエディタでリモートサーバー上で開発を行う際の設定に関するメモです。
公開日: 2024.11.27
前準備
いろいろ勝手にやってくれるVSCと違って、発展途中のZedエディタはまだまだ細かいところは手動です。
後述しますが、後々のことを考えておくとSSHのログイン情報をローカルに記述しておいたほうが圧倒的に楽なので、リモート情報は先に書いておきます。
# .ssh/config
Host vps-server
HostName 192.168.1.1
User hogehoge
Port 22
IdentityFile ~/.ssh/vps-server/id_rsa
LocalForward 3000 localhost:3000
LocalForward 3001 localhost:3001
LocalForward 8787 localhost:8787
IdentityFileはVPSだとほぼ必須だと思うのでそのまま使いましょう。ローカルだとしてもセッションが切れる度にパスワードを入力するのは手間なので、設定しておくと楽です。
重要なのがLocalForwardのところで、リモート上でローカルサーバーを立ち上げた際に、ポートフォーワーディングをする設定です。
これを書いておくと、例えば、
yarn dev
➜ Local: http://localhost:3000/
みたいな形で、リモート上の3000ポートでサーバーが立ち上がったものを、ローカル上のlocalhostでアクセスすることができます。(リモートでファイアウォールがある場合は、ポートは別途開ける必要があります)
VSCではターミナルの入力を自動で読み取ってポートフォーワーディングをしてくれるのですが、Zedにはその機能がないため、予め使うポートを設定しておく必要があるというわけです。
リモートを追加
ここからはZedエディタ側での作業です。
- 最新版のZed Editorにアップグレード
- Command + Shift + P
- フォームにremoteで検索し、open remoteをクリック
- .ssh/configで設定したリモート名をクリック
- ロードされたディレクトリを決定
これだけでリモートサーバー上で開発ができます。必要な設定はZedエディタ側が勝手にやってくれます。
筆者の場合は、MacBook Proの負荷を下げる目的で、MacBook Proからローカル開発機(Ubuntu)に開発環境を移しています。
ローカルネットワーク上なので遅延も少なく、MacBook Proはスワップの嵐から解放されて非常に快適です。