クラウド時代のレンタルサーバーの使い道を考えてみた
クラウド時代のレンタルサーバーの使い道を考えてみたのでまとめました。
公開日: 2021.2.8
クラウドストレージ化
これは定番と言えば定番ですね。ownCloudとかNextcloudを使うやつです。
最近では、管理画面からownCloudをインストールできるレンタルサーバーもあるみたいなので、レンタルサーバー住人からすると身近なレンタルサーバーの活用方法かもしれません。
ただ、本当にクラウドストレージと同じだと考えると、Web屋目線ではかなり違って、GoogleでいったらCloud StorageじゃなくてGoogle Driveの代用なんですよね。サーバーって視点から見ると、Cloud Storageの代用にしたいけど、そこは結構難しい。
というのも、Cloud Storageみたいに、
- オブジェクトの権限管理
- バケットの管理
- バケット単位でのドメイン管理
とかが出来ません。特に、Web屋的には「バケット単位でのドメイン管理」が出来ないのは致命傷ですねぇ。まあ、レンタルサーバーの管理画面からドメインを登録してディレクトリを設定すりゃ、やりようによっちゃ、できるんでしょうけどね。
あと、オブジェクトデータの冗長化が出来ないです。これも結構キツイ。
APIサーバー
HTMLのレンダリングがないAPIサーバーだったら、レンタルサーバークラスのスペックでも結構サクサク動きます。ただ問題は言語ですね。
レンタルサーバーとなると基本はPHPなので、PHPのAPIライブラリを探して見ると、php-crud-apiというライブラリが簡単そう。GrapQLライクなTreeQLという形式に対応しているそう。
GraphQLサーバー
今後を考えたら、APIサーバーというよりもGraphQLだよねということで、レンタルサーバーをGraphQLサーバーで使うのはどうだろうかと考えてみました。
探してみると、LighthouseというLaravel用のプラグインを使えばGraphQLサーバーが比較的簡単に組めるようです。Laravelか。。。
ライブラリだと、webonyx/graphql-phpというのがシンプルで良さそうです。バックエンド処理はほぼ自分で書く感じになるけど、軽量そう。
大きいファイルの置き場
動画ファイルとか素材ファイルって結構サイズがでかいので、クラウドストレージだと保存料金も転送料金もバカにならないので、大きいファイルの置き場としては結構アリです。
ただし、レンタルサーバーにも転送量の上限があるので、ある程度のレンタルサーバーにしないと転送量の上限に引っかかってメインのサイトの表示にも問題が出るから注意ですね。
そう考えると、動画をアップし放題なYoutubeはプラットフォームとしてすごい。
クラウド時代のレンタルサーバーの使い道をあげてみました。
クラウドで出来ることを知っていると結構辛いところですね。ただ、せっかくストレージの料金単価も安くて追加転送料も取られない便利なサービスなので、何か使いたいんですよねぇ。