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MacBook Pro 2017 15インチモデルの熱対策を色々やってみた

中古で購入したMacBook Pro 2017 15インチモデルがトリプルディスプレイで熱暴走をするので、熱対策を色々やってみたのでまとめます。

公開日: 2023.7.18

MacBook Pro 2017 15インチモデルは外部ディスプレイを接続するとdGPUを使う

中古で購入したMacBook Pro 2017 15インチモデル。4ポートモデルなので、トリプルディスプレイで楽しんでいたら、熱暴走をするようになりました。

色々試してみると、MacBook Pro 2017 15インチは、外部ディスプレイを接続すると強制的にグラフィックをdGPUにする仕様で、dGPUによる発熱をうまく排出できていない様子です。

HWMoniterというアプリで温度を確認していると、室温29度でCPUは70度くらい、dGPUは65度くらいで張り付き、時間と共にファンが常時4000rpmくらいで高速回転している状態。

温度自体はそこまで高くないですが、徐々に筐体全体が熱くなっていき、トラックパッド付近も熱くなり、最終的には文字入力時にプチフリーズのような現象が起こるようになりました。

ということで、冷却方法を色々試してみてました。

MacBook Pro 2017 15インチモデルの熱対策

ヒンジ部分を持ち上げる

一番最初に試したのがヒンジ部分を持ち上げて、デスクに熱がたまらないようにする方法。多少は効果があったような気もしますが、高熱になるのを防ぐことはできませんでした。

ノートPCクーラー(プレートタイプ)

次に試したのが、市販されているノートPCクーラー。これが全然ダメで、MacBook Proの発熱が高すぎて、ノートPCクーラー自体が熱をもってしまい、むしろどんどん本体の熱が上がって対策しない状態よりも早く熱暴走をしました。

この時に気づいたのですが、MacBook Pro 2017 15インチのエアフローは底面の両サイドにあるスリットから吸気して、ヒンジ部分からディスプレイに目掛けて上に排気をする仕組みのようで、つまり、ノートPCクーラー自体が温まってしまうと、吸気する空気が暖かいため、本体の冷却機能にとってマイナスになってしまう模様です。

ということで、ファンが4連とかのノートPCクーラーなら別かもしれませんが、ファンの風が弱いタイプのノートPCクーラーでは逆効果ということがわかりました。

USB扇風機でキーボード側を冷やす

実はこれが一番効果がありました。

高熱状態になった本体を触るとわかりますが、熱はヒンジとキーボードの間の金属部分に集まっています。ここに風をしっかり当てるようにすると、温度上昇を抑えることができました。ここの熱は、本体のエアフローでは冷やしきれない部分だから効果が高いのか、もしくは温度センサーがここにあるからなのかはわかりません。

また、本体はヒンジ部分を台で上げて斜めにしています。こうすることで、筐体周りの空気も少し冷えます。

MacBook Proが高熱になると、当然筐体の周りの温度が上がって空気も暖かくなってしまうので、USB扇風機で周りの風を流してあげると、吸気する空気が低くなって結果的に温度上昇を抑える効果が多少あるようです。ここは、HW Moniterの「Incoming Air」で確認しています。

夏場なので、完全に冷え冷えにはならないですが、少なくともCPUは64度くらい、dGPUは62度くらいでファンは2200rpmくらいで安定しているので、効果は一番あるのではないでしょうか。