GPD Pocketはゲーム用途に使えるのか?
手軽にゲームができる小さな端末がほしいなぁと思ってGPD Winの中古を探していたところ、中古のGPD Pocketがこなれた価格になってきていたので、ゲーム機としてGPD Pocketはどうなのかを比較してみました。
公開日: 2019.3.11
GPD Winとのスペック比較
GPD Win | GPD Pocket | |
---|---|---|
OS | Windows 10 Home | Windows 10 Home |
CPU | Intel Atom X5-Z8750 | Intel Atom X5-Z8750 |
RAM | 4GB | 8GB |
ストレージ | 64GB eMMC | 128GB eMMC |
ディスプレイ | 5.5インチ(1,280 × 720)タッチ対応、ゴリラガラス3 | 7インチ(1,920 x 1,200)タッチ対応、ゴリラガラス3 |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1 | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1 |
入出力 | USB 3.0 Type-C USB 3.0 HDMI オーディオ microSD | USB Type-C USB-A(3.0) MicroHDMI(Type D) ヘッドセット端子 |
バッテリー | 6,000mAh | 7,000mAh |
サイズ | 155 × 96 × 22 mm | 180 × 106 × 18.5mm |
重量 | 300 g | 480g |
GPD WinもGPD PocketもCPUは同じですが、GPD Pocketのほうがメモリとストレージが強化されています。また、ディスプレイサイズも7インチでフルHDと大型化・高精細化されています。
一方で、サイズ的にはGPD Winのほうがコンパクトで軽量です。GPD Pocketは手で持ってプレイすることを想定している一方で、GPD Pocketはデスクにおいて作業することを前提にしているからでしょう。
480gというと、iPad Air以降のiPad 9.7インチシリーズよりも重いので、手に持ってゲームをするには少々厳しそうなイメージです。
GPD WinでなくGPD Pocketにするメリット
メモリとストレージが強化されている
GPD Winはメモリ4GB、ストレージ64GBと、通常のゲームをプレイにするには少しスペック的に物足りないというのが正直なところです。
一方のGPD Pocketは、メモリ8GBにストレージ128GBと、ゲームをプレイするにもギリギリ快適さを保てるスペックになっているため、性能だけを取るならゲーム前提でもGPD Pocketを選択するメリットはあります。
拡張がなんとかできるストレージはともかく、メモリは4GBだとかなりギリギリなので、快適さを考えると8GBメモリを搭載しているGPD Pocketのほうが、マシンの動作としては間違いなく快適なはずです。
ディスプレイが大きくて高精細
GPD Winが5.5インチHDディスプレイなのに対して、GPD Pocketは7インチのフルHDです。ディスプレイだけでみれば、GPD Pocketのが良いものになります。
一方で、モバイルゲーム端末として考えるなら、5.5インチHDディスプレイというのは「可もなく不可もない」スペックで、特に初代GPDシリーズのCPU(Atom)では、フルHDで描画できるゲームはあまりないので、ディスプレイはGPD Winの5.5インチHDくらいでちょうどいいという気もします。
テキスト入力機として使える
GPD Pocketはゲーム機ではないくVAIO type PのようなポケットサイズノートPCとして開発されているので、GPD Winのようなおまけキーボードではなく、一応ちゃんとしたキーボードがついています。
しかし、キー配列は相当特殊で、サイズも小さいため、快適にタイピングができるかというと相当な慣れが必要になるため、ここだけをメリットとして考えるのは微妙かもしれませんね。
レビュー動画
最後に、GPD Pocketでゲームプレイをしている動画をまとめました。中規模ゲームなら普通にプレイ出来る感じですね。
PUBGをプレイしてます。一応動いてますけど、カクカクですね。
続いてGTA5。800x600 LOW DETAILSで最高58FPSなので、結構ヌルサクです。ゲームパッドでやっても違和感は少なそうですね。