[Ubuntu] OSデータをまるっとUSBメモリにクローンバックアップする
Ubuntuでいろいろセットアップしていると、予期せぬエラーなどに遭遇することがあります。そうした時のためにUSBメモリにクローンバックアップを取っておくと便利です。
更新日: 2018.7.17公開日: 2018.3.22
Ubuntuでいろいろセットアップしていると、予期せぬエラーなどに遭遇することがあります。そうした時のためにUSBメモリにクローンバックアップを取っておくと便利です。
内蔵ディスクとUSBメモリのデバイス名を取得
sudo fdisk -l
Disk /dev/sda: 55.9 GiB, 60022480896 bytes, 117231408 sectors
Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
Disklabel type: dos
Disk identifier: 0xdc53878f
デバイス 起動 Start 最後から セクタ Size Id タイプ
/dev/sda1 * 2048 117229567 117227520 55.9G 83 Linux
Disk /dev/sdb: 28.7 GiB, 30752636928 bytes, 60063744 sectors
Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
Disklabel type: dos
Disk identifier: 0xdc53878f
dev/sdaが内蔵SSDで、dev/sdbがUSBメモリとわかりました。
あとで使うので、控えておきます。
ddコマンドでまるっとコピー
続いて、ddコマンドを使って、内蔵SSDの中身のクローンをUSBメモリに作ります。
sudo dd if=/dev/sda of=/dev/sdb bs=4M
コマンドが終了すれば完了です。
USBから内蔵ディスクにクローン
上記の逆です。
念の為、「sudo fdisk -l」でデバイス名を確認してから作業します。
sudo dd if=/dev/sdb of=/dev/sda bs=4M
システムに影響が出るようなインストールをする際には、クローンを作っておいて、最悪の場合USBメモリから起動して、上記の手順で「USBメモリ->内蔵SSD」にコピーすれば元に戻せます。
Linuxで開発環境を整える場合は、訳もわからず不用意なものをインストールしてしまうこともあるので、この方法を覚えておくと便利ですね。
USBメモリも32GBほどであれば1000円ほどで買えるので、1,000円くらいでこれまでの作業の保険がかけられるなら、安いもんですね。