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VAIO Pro 13にCloudReadyを入れてChromebook化してみた

秋葉原でジャンクで1.5万で買って、macOS入れたり、ubuntu入れたり、elementary OS入れたりして遊んでいましたが、いまいち安定しないので、他のOSを探していたところ、Chrome OSでLinuxが走るようになったと聞いて、CloudReadyを入れてみました。

公開日: 2019.8.9

マシンデータ

今回のマシンは、いまはなきSONYのVAIO Pro 13 です。

  • SONY VAIO Pro 13 (Core i3/4GB/SSD 128GB)
  • VAIO社じゃなくてSONYのほうの初代モデル
  • 英字キーボードに換装済み
  • SSDはNVMe接続

CloudReadyって?

neverware社が開発するChromium OSの亜種です。Androidに対するLineage OSみたい感じですかね。

エンタープライズ版は有料ですが、HOME版は無料で使えます。

インストールする

それは、VAIO Pro 13にCloudReadyをインストールします。

インストールディスクを作成する

まずは、CloudReadyのインストールディスクを作成します。

下記の公式サイトから、使っているパソコンの種類に合わせてメディアクリエートアプリをダウンロードして実行するだけです。

Thanks for choosing CloudReady: Home Edition

2の「Build your CloudReady installer」のところにあるリンクを踏めばダウンロードできます。USBメモリは8GBものを使いました。

ダウンロードしたらアプリを起動させて、ウィザードに沿って勧めていけばインストールUSBが完成します。OSの実態データをダウンロードしているのか、20分くらいかかりました。

インストール前にVAIO Pro 13のBIOS設定

このままUSBメモリから起動すればOKなのですが、BIOSでBootモードがLegacyになっていると「Operation Sysytem Not Found」と出て起動できません。

UEFIモードであれば問題ないので、BootモードはUEFIにしておきます。また、USBからのブーツを可能にしておく必要があるのでそこの設定しておきます。

USBメモリから起動

普通なら、電源ボタンを押してメーカーロゴが表示されている間にF9かF10あたりを連打するとBootメニューになりますが、VAIOの場合は、キーボード上の「ASSIST」ボタンからVAIOレスキューモードに入ってUSB起動を選択する必要があります。

USBから起動したら、そのままCloudReadyが起動する

Ubuntuなんかだと、「Ubuntuを試す or Ubuntuをインストールする」なんてダイアログが出ますが、CloudReadyの場合は、そのままOSが起動します。

USBメモリからなので遅いですが、USBメモリがそのままLIVEディスクとして使えるので、お試しするのに最適です。 問題なかったら、右下のメニューを開いて「インストールする」ボタンを押せばインストールに入ります。 「20分以上はかからない」みたいなことが書いてありますが、USBメモリが古いやつだからか、20分くらいかかって気がします。

インストールが終わると、ディスプレイが暗転してそのままシャットダウンします。再起動じゃなくてシャットダウンだったので、そのまま電源ボタンから起動すれば、内蔵SSDからCloudReadyが起動します。

CloudReady(Chrome OS)を使ってみて

以前、Chromebookを所有していたことがあったのですが、その頃は本当にブラウザしか使えない感じで、メニューとかも洗練されてなかったのですが、それから数年経ってしっかりと独自のOSとして進化したんだなぁという感じがします。

Linuxが動いてdockerもatomも動かせるので、簡易開発マシンとしてアリだなと思いました。

何よりも何も設定していないのにWifiもBluetoothもキーボードも、日本語変換もすべて設定済みなのが楽です。 このあたりはUbuntuも見習ってほしいですね。

ただ、AndroidアプリもLinuxアプリも動かせるなら、あえてChrome OSを選ぶ必要もない気もしますが、GUIの洗練度の高さや、セキュリティの高さというメリットもあって、シンクライアントとしてのChromebookはありだなと思いました。

とはいえ、Pixelbookとかの10万近くするマシンを買うのはちょっと微妙かもしれません。かといって、教育向けの4万くらいのChromebookはブラウジングやブログ程度ならいいですが、開発用途では厳しい気がします。(SSDじゃなかったりするし)

4万でChromebookの新品を買うくらいなら、4,5年前のWindowsノートの上位機種を中古で4万円くらいで買って、CloudReadyを入れたほうが快適そうです。


以上、VAIO Pro 13にCloudReadyを入れてみたお話でした。

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