DELL NEW XPS 15 (9550)にUbuntu 16.04をインストール
最近、DELL NEW XPS 15(9550)を中古で入手しました。Windowsは使いにくいし、HackintoshではGTX 960Mが使えないので、この機会にUbuntuに移住しようかと思い、Ubuntu 16.04をインストールしました。
公開日: 2018.3.27
システム構成
- Intel Core i5 6300HQ
- 16GB RAM
- SSD 128GB -->ここにUbuntuをインストール
- HDD 1TB --> Windows 10が入ってる
BIOSのアップデートや休日にゲームをやりたかったので、HDDにWIndowsは残しておくことにしまました。
自分のXPS 15はHDD+32GBキャッシュSSDモデル。IntelのオンボードRAIDシステムを搭載して、HDDに貯めたデータをSSDにキャッシュさせて高速化させるというものです。
ただし、このシステムをUbuntuで使うのが難しそうだったので、素直に、 HDDにWindows 10を残したまま、キャッシュ用SSDを通常のNVME SSDに換装してインストールします。
SSDは、新品でも256GBのものが1万円くらいまで値下がりしているのですが、他の眠っているマシンにNVME SSDがあったのでそちらを使いまわしました。
サムスンの「MZHPU128HCGM-00004」というやつで、128GB中古で当時6,480円でした。
PCIe 2.0と古いモデルなのでリードが1,000MB、ライトが500MBと現在のPCIe 3.0のSSDよりだいぶ遅いですが、HDDはリード100MBほどだったので、それから比べれば10倍速いので良しとしました。
インストールディスクを作る
イメージは16.04 日本語Remix。Windows 10でRufusで。
ネット上で、XPS 15にUbuntuをインストールした方の記事を見ると、Wifiが見えないなどの不具合があるというコメントを散見しましたが、Try Ubuntuで見た限りWifiもBluetoothもトラックパッドも問題ありませんでしたので、そのままインストールしました。
2015年モデルなので、3年くらいの間にFixされたようですね。
インストールUSBから起動
本体を起動してDELLマークが出たらF12キーを連打します。するとブートオプションが出てくるので、USBメモリを選択します。
そのままインストーラーにいくならInstall Ubuntu、一度試すならTry Ubuntuを選びます。
パーティション構成
インストール方法の画面になったら「それ以外」でインストール先を選びます。
今回は、SSDの容量が128GBとあまりサイズが大きくないのと、メモリが16GBもあってめったなことではスワップしないので、スワップパーティションはなしで、すべてをUbuntu用のメインドライブとします。
パーティションを選ぶと「スワップがないから危ないよ」的な画面がでますが、とりあえず無視します。
ただし、スワップはあったほうが安心なので、後ほどスワップファイルを設定することにします。
ブートローダー
内蔵SSDはUbuntu専用なので、内蔵SSDにブートローダーをインストールします。
いざインストール!
あとはウィザードにしたがってインストールしていけばOKです。
実は、この記事を書く前に、HDDにWindows 10と同居させる形でUbuntuをインストールして1週間ほど使っていたのですが、SSDはまずインストールが速い。アプリの起動も速い。ネットダウンロードを含めて3分くらいで終わりました。
あと、HDDのカリカリ音がないのもいいですね。(そもそもHDDのカリカリ音、めっちゃ久しぶりに聞きましたけど)
終わったら再起動
再起動すれば、自動的にSSDのUbuntuで立ち上がりました。起動もHDDの時は5分くらいかかったのが、15秒もしないで起動できました。速い!!
インストール後の作業
不完全な言語ファイルのアップデート
お決まりですが、インストール後はUbuntuが「不完全な言語ファイルのアップデート」をしろというので、従います。
update && upgrade
アップデートをしないとサスペンドが効きません。アップデートだけすれば、特別設定もせずサスペンドが効くようになりました。
swapfileの設定
こちらの記事を参考に。メモリが16GBあるので、スワップは1GBあれば十分かなと思い、1GBで設定しました。
ざっくりとですが、DELL NEW XPS 15(9550)にUbuntu 16.04をインストールできました。まだグラボ(NVIDIA GTX 960M)が使えなかったりして完璧ではないですが、サクサク動いて快適です。
本当は、MacBook Pro Retina 15インチ(2016)あたりを買おうかと思ってたんですが、中古ですが5万円未満でディスプレイ以外は同等スペックの開発マシンが手に入って満足です。LinuxだからDockerなどの開発アプリとの親和性も高いし、メモリも最大32GBまで拡張できるし、Macとは違った開放感がありますね。
Mac歴15年以上の自分ですが、このままUbuntuに定住してしまうかもしれません。