ロリポップのハイスピードプランを約1年使ったのでレビュー
ロリポップのハイスピードプランを約1年使ったので、よかった点、微妙な点などをレビューします。
公開日: 2021.8.24
以前、WordPressサーバーをロリポップ!に移転してみたという記事を書いたんですが、それから約1年くらい経ったのでレビューしてみます。
ロリポップのハイスピードプランの良い点
速い
これは間違い無いですね。遅いと思った瞬間がほぼありません。WordPressサイトでも普通に速いです。重めの画像の表示もサクサクで、MySQLデータベースも普通に使う分には問題ないです。重めのDBだとメモリ的に厳しそうですけどね。
静的サイトのホスティングにも試しに使ってみたんですが、アクセスがしばらく無い状態だと最初が遅いですが、その後はサクサクします(keep alive効果かな?)。
まあ、ここは静的サイトホスティングサービスでも一緒ですしね。
安い
あの記事の時点では360GB/日だったんですが、その後緩和されて900GB/日になりました。これで月額500円は安いですよね。クラウドとかバカバカしくなってきます。
転送自体はどちらかというと、NextCloudでクラウドストレージ的に使っている分で食う感じで、Webサイトホスティングではそんなに使わないですが、Netlifyは無料だと1ヶ月で100GBですから、月額500円で270倍の転送量が使えるなら、安いとしか言いようがないです。
ロリポップのハイスピードプランの微妙な点
php.iniが編集できない
ロリポップでは、LiteSpeed版、モジュール版のPHPではphp.iniの編集ができません。ここはかなりネックです。
エラーレポートができなかったり、メモリの設定ができないので、細かい設定が必要な人は、ハイスピードプランは選ばない方が良いです。
一応アクセスログが取れるんですが、エラーログは取れないし、データが確認できるのは翌日以降。
ネームサーバーが専用
ロリポップで使うドメインは、ネームサーバーをロリポップにするか、DNSレコードを編集したいならムームードメインにドメインを移管する必要があります。ここが地味に痛い。
Cloudflareを使いたいんですが、それだとSSL通信に難があります。特に、WordPressは内部的にSSLリダイレクト機能があるので、サイトURLをSSLにするとリダイレクトループになります。
WordPressとNextCloud以外での使い道がない
自分は現在はPHPをほとんど触らないので、ほぼPHP縛りっていうのがキツイですね。WordPressとNextCloud意外に使い道が思い浮かびません。
静的サイトもいくつかホスティングしてみてるんですが、Cloudflare Pagesとか無料で高速なサービスも出てきているので、静的サイトを使っている人はわざわざロリポップは選ばないですよね。
DBが使えるって言ったって、外部からはアクセスができないから、ほぼWordPress用ですしね。PHPで使える良いヘッドレスCMSとかないのかなぁ(WordPress以外で)。baserCMSでもいじってみますかね。静的サイトプラグインもあるみたいですし。
CMSのセキュリティ向上!baserCMS用静的HTML出力プラグインをリリースします
という感じで、ロリポップのハイスピードプランを約1年使ったレビューでした。感想としてはレンタルサーバーとしては優秀ですが、使い道は限定されるって感じですかね。
ネームサーバーとphp.iniの問題が解決すれば、だいぶ違うと思うんですが・・・。