ブルーレイを読み込めないジャンクなPS3の使い道
アキバでブルーレイディスクを読めないジャンクなPS3を1,700円で買ったので、どうやって活用させているのかをまとめました。
公開日: 2022.3.27
PS3あるあるなブルーレイドライブの故障
ジャンクと言ってもまさかブルーレイドライブが読み込めないとは思えないで買ったんですよね。帰ってきてちょっと青ざめたのは内緒です。
PS3のジャンクというと、初期型に多い「YLOD(赤LEDランプ点滅故障)」は知っていましたが、PS3ではブルーレイ・ドライブが読み込めなくなるのはかなりよくあるジャンクのようです。
まあ、1,700円のジャンクだったので文句は言えないですが、このジャンク品をどうしようかと考えているうちに半年くらい経ってしまったので、本腰を入れてアレコレしてみました。
ジャンクなPS3の使い道
オンライン動画専用端末
ブルーレイドライブが死んでいても、ネットからアプリをインストールは出来るので、動画視聴専用端末にはできます。
うちはテレビがSONYのブラビアなので、すでに持っていたPS3 3000ではテレビのリモコンでPS3を操作できて、Amazon PrimeやYoutubeの視聴をするのに重宝していたんですが、この初期型はそれが出来ない。
動画をみるのにわざわざPS3コントローラーで操作するという手間があって、この使い方はやめました。
CFWで吸い出したソフトをプレイする
あれこれやってみて、結局辿り着いたのがこの方法。うちにはブルーレイが生きているPS3 3000(リビング専用端末)があるので、そちらでソフトを吸い出して、ジャンクなCFWを導入した初期型PS3でプレイするという方法。
ただ、こちらも一筋縄では行かなくて、
- 大きめのHDDが必要
- CFWの導入がやや手間
- 動作しないソフトもある
- 吸い出し -> PCへコピー -> 本体コピーが時間かかる
(1)については、家に転がっていた250GBのHDDをPS3 3000用にして、PS3 3000に入ってた320GBを初期型に入れました。自分が吸い出したソフトでは、Final Fantasy 13の40GBが一番大きく、それ以外は概ね10GBくらいのソフトが多かったので、300GBくらいあれば十分でしょう。
(2)のCFWの導入や(3)の動作しないソフトというのは、イレギュラーな使い方だから仕方のないところなんですが、(4)のデータコピーの時間がかかるのが辛かった。
PS3はOS的にFAT32しか対応していなく、FAT32の1ファイルの最大サイズは4GB。PS3のゲームで4GB未満のものであれば問題ないですが、4GB以上は自動で分割されます。分割されたものは後でmultimanで結合できるんですが、結局結合にも時間がかかるんですよね。だったら、そのままISOで転送したい。
ということで、PS3で吸い出したソフトをなんとかして、ジャンク初期型PS3に転送します。
やった方法は、Windows PCを経由させる方法。CFWなどで使えるmultimanにはFTPサーバーが標準搭載されているので、PCからFTPでPS3のソフトをPCにコピー。そしてそれをそのまま初期型にFTPでアップロードという流れです。ちなみに、MacでFTPするとソフトが起動できませんでした。
この方法のネックはコピーに時間がかかること。ネットワークを経由しているので仕方ないですが、PS3はメガビットイーサ(100Mbps)かつ古いSATAなので、速度が出ません。なので、時間がかかりながら地道にコピーしていくしかありませんでした。
まあ、一度コピーしてしまえば問題はないので、一度限りだし、基本スリープ設定を切ってしまえば放置プレーなんで楽なんですけどね。
ということで、ブルーレイが読み込めないジャンクなPS3は、吸い出しデータプレイ専用の寝室PS3として使いことになりました。
PS3のソフトって激安で売っているし、現在でも遜色ないくらいのクオリティなので、お金をあまりかけずに遊べるのが良いですね。