5周遅れくらいでKindle Paperwhite (第7世代 2015年)を入手したのでレビュー
Amazonの電子書籍端末・Kindle Paperwhite (第7世代 2015年)を中古で入手したので、満足なところ不満なところ、スマホやタブレットとの比較などをレビューして見ます。
公開日: 2020.3.16
買った機種
- Amazon Kindle Paperwhite (第7世代 2015年)
- ストレージ: 4GB
- 広告:なし
- ネットワーク:Wifiのみ
主な用途は、自炊した漫画や雑誌を読むことです。
Amazon Primeリーディングも一時期使っていましたが、無料で読める書籍のクオリティはたかが知れていて、最近通販はAmazonよりもヨドバシ&ヤフオクが多いのでやめてしまいました。
購入前の懸念点
電子書籍リーダーは、楽天カードの特典で無料でもらった楽天Kobo以来なので、普段タブレットやスマホで漫画や雑誌を読んでる身からすると、下記の点が気になりました。
- 画面遷移のチラつき
- 4GBという容量の少なさ
- Kindleフォーマットへの変換の面倒さ
- Kindleストアの使い勝手
このあたりをポイントに
Amazon Kindle Paperwhiteの満足ポイント
漫画リーダーに最適!雑誌はちょっとキツイ
自炊漫画の読書という点で見ると、Kindle Paperwhiteは個人的に100点満点です。
第一ポイントは、ディスプレイサイズと画角。幅広・文庫本サイズの6インチはかなり表示サイズが最適です。これがスマホになると、最近のスマホは縦長画面傾向にあるので、漫画などの固定レイアウトの本を読むと、どうしても文字が小さく・上下に余白ができてしまいます。Kindleは電子書籍リーダーなのできちんと横幅をとってあって、漫画の画角に合うため適切なサイズで読めます。
ページ送り時のチラつきは、気になると言えばそこまでですが、「慣れ」の部分かと思います。個人的には3日くらいで慣れました。
また、本体重量も軽い。スペックでは200g近くありますが、本体が幅広なので重心の点で重さが分散するのか、同じ重量のスマホよりも軽く感じ、長時間の読書や、寝る前に横になりながらの読書も快適です。
地味に良いと思ったのが、Kindleには他のアプリが入っていない点。スマホと違って他のアプリを立ち上げないから、スリープ解除で即読書再開というのはかなり便利です。スマホだとどうしても他のアプリを開いていたりして、切り替えのワンクッションがありますからね。
広告なしはよかった
正直広告ありでも良いかなぁとも思っていたのですが、先ほどの「スリープ解除で即読書再開」というポイントを考えたら、広告を消すワンポイントが入る広告ありモデルにしないで本当によかったと思いました。
値段的には定価で2,000円くらいの差ですが、読書をするたびに数秒*数年間の時間(数千秒くらい?)を浪費すると考えたら、時給換算で考えても2,000円はコスパは悪くないと思います。
意外としっかりした作り・フィルムやカバーはなくてもOK
Kindleはカバーやスリーブに入れて使うケースが多いようですが、自宅メインで使う場合はまず不要でしょう。
本体自体はプラスチックですが、傷や汚れがつきやすい訳でもないので、裸のまま使っていても問題ありません。
カバンなどに入れる場合は、画面割れを考慮してケースに入れたいところですが、カバンのポケットに収まるサイズなので、ポケットに入れれば良い気もします。
カバンのポケットに入れておいて画面が割れるほどの衝撃であれば、ケースに入れていてもおそらく割れます。
Amazon Kindle Paperwhiteの不満ポイント
ストレージ4GBは正直少ない
漫画・雑誌のデータは100MB前後が多いので、4GBだと40冊くらいしか収容できず、都度消して、母艦のMacからUSBでデータ転送して使っています。
プログラマーという仕事柄、Macは常時起動しているのでそこまで面倒ではないのですが、micro SDで拡張できるKoboのが良いかもなぁと思うこともしばしば。
Kindleフォーマットに変換するのが面倒
これは正直かなり面倒です。
WindowsでもMacでも変換できる万能ソフトがある分、変換はハードルは低めなのですが、
- zipファイルじゃなくてcbz
- .mobiというファイルに変換するのに書籍のメタデータが必要
という手間が自炊派にはかなりハードルになります。
この点は、zipだろうがrarだろうがフォルダだろうが、そのままで読めるAndroidアプリとかに軍配が上がりますね。
Kindleストアはおまけくらいに思った方がいい
予想していた通り、Kindle Paperwhite内で使うKindleストアの使い勝手は最悪です。
検索もしづらければ、表示も見辛い、速度も遅いと良いところは何もなく、本体内で買うくらいなら、スマホで購入して同期した方がはっきり言っていいです。
総合的に概ね満足
Kindle Paperwhite (第7世代 2015年)を買って2ヶ月ほど、毎日使っていますが総合的には満足です。
ただ、
- 変換が面倒
- micro SDカードが使えない
- Kindleは最大で32GBモデルしかない
- micro SDで拡張もできない
という点を考慮すると、次電子書籍リーダーを買うときは楽天Koboにすると思います。
Kindleの全シリーズの比較については、下記の記事にわかりやすくまとまっています。